これからの都市・地域づくりは、市町村が主体となり、それぞれの地域における資源や人材を生かして創意工夫のもとに進める必要があります。私たちの研究室では、このような問題意識のもとに、特徴的なまちづくりの工夫を行っている市町村を訪問し、まちづくりに関するテーマのもとに調査を行い、実態の把握と提案などを行う、学生諸君による自主的な研修を企画しました。

　調査を進めるに際して、自治体やまちづくり関連の諸団体の方々に多大なお世話になりました。また、各グループの現地調査に際しては、地元のまちづくり関係組織や住民の方々からもご意見をうかがう機会を持つことができました。聞かせていただいたお話の内容とともに、地元の方々に暖かく接していただいたことに学生諸君はとても感動しているようです。お世話になった方々に心からお礼を申し上げます。

　調査した都市は下記の通りです。また、それぞれの都市のまちづくり調査報告をとりまとめて各自治体等に送付しました。それらを以下にアップしています。

・高山市　2000年

・武生市　2001年

・新湊市　2002年

・神岡町　2003年

・三国町　2004年

・糸魚川市　2006年

・富山市八尾地区　2007年

・大野市　2008年

・若狭市　2009年

　まちづくり調査報告は、各グループが、調査結果にもとづいて、その概要、感じたことや若干の提言についてとりまとめたものであります。短時間の調査であったため、必ずしも的確なものばかりではないかも知れません。しかし、プランニングを学ぶ者としての若い感性が垣間見られるように思います。少しでも参考にしていただくものがあればまことに幸いです。今後の各都市におけるまちづくりのますますの発展を心から祈念いたします。