著書

川上光彦著、「都市計画(第4版)」、森北出版、2021年

定価 3,080円(本体 2,800円+税)、ページ192、判型B5

ISBN978-4-627-49614-9

発行年月 2021年11月

https://www.morikita.co.jp/books/mid/049614

 計画の理論,制度の基礎から実務的な内容まで,総合的でありながらコンパクトにまとめられた入門書

 都市の基盤施設計画から景観設計まで幅広く扱い,近年とくに重要となってきている都市の環境計画や防災計画については独立した章として充実した内容になっています.

 都市計画制度については,日本が参考としてきた欧米諸国を紹介するとともに,日本の制度がていねいに紹介されています.

 たくさんの図や写真とともに,ていねいにわかりやすく解説されているので,初学者に最適です.

 第4版では,統計データなどの更新のほか,都市計画基礎調査のオープンデータ化,立地適正化計画における防災指針の組み込み,道路や公園などの都市施設を都市空間として活用した地域活性化への取り組みなど,近年の制度的変更を取り上げました.

金澤町家研究会編・発行、「金澤町家-改修と活用-」、2021

写真多数・フルカラー、B5 判・178 頁2021 年 6 月 定価 2,200 円(税抜 2,000 円)ISBN978-4-600-00689-1

 NPO法人金澤町家研究会では、「金澤町家-改修と活用」を2021年6月に発刊いたしました。

 本書は、前著(「金澤町家-魅力と活用法-」2015年)に続くもので、金澤町家の改修と活用の事例について豊富なカラー写真とともに多く紹介するとともに、金澤町家の改修と活用を支援する様々な仕組みや団体を紹介しているものです。

 なお、下記のホームページURLより注文いただければ送料無料で送付いたします。

 本のチラシ(pdf)とご注文は下記のサイトより

 https://kanazawa-machiya.net/efforts/other/goods/

 

川上光彦著、「都市計画(第3版)」、森北出版、2017

本体定価 2,800円+税(3024円)

https://www.morikita.co.jp/books/book/3180

 今回の改訂に際しては、掲載データをできるだけ最新のものに更新した。そのほかに、諸外国の都市計画制度としてフランスの計画制度を取り上げた。これは、フランスの計画制度も、わが国における都市計画制度を検討する際に参考とされることが多いことを考慮したものである。

 また、新しい都市計画制度として立地適正化計画をとりあげた。本制度は、具体的に集約型都市構造へ変革するために有効となる可能性がある。今後、市町村が新たに増えた都市計画権限や自主条例による創意工夫に努め、国や都道府県がそれを支援することが求められる。

 さらに、都市計画の地方分権化により、自治体が工夫して取り組む内容が多角的に進展してきている。そうした動向や内容をそれぞれの関連分野において解説し、事例を紹介するようにした。

 また、できるだけ理解しやすくするため、具体的な事例の写真や図を追加するようにした。(本書「第3版まえがき」より)

金澤町家研究会編、「金澤町家-魅力と活用法-」、能登印刷出版、2015

NPO法人金澤町家研究会編、「金澤町家 魅力と活用法」、能登印刷出版部、2015年10月、1,800円+税(1,944円)
http://notoprinting.xsrv.jp/publication/cat111/post-185.html

 本書は、金澤町家研究会の10年間の活動実績にもとづいて、金澤町家について、歴史や種類と特徴、近年の改修と利活用事例など総合的な内容についてできるだけわかりやすくとりまとめ、金澤町家の現状や修復、利活用の方法などについて総合的に理解できるような内容としている。

  ぜひ多くの方々に読んでいただき、金澤町家の保全と利活用の参考にしていただきたくとともに、他地域においても、歴史的建築物の保全と利活用の参考にしていただければまことに幸いである。

 

「金澤町家」チラシ.pdf
PDFファイル 1.5 MB
書籍紹介 「金澤町家」『民家』2016春号.pdf
PDFファイル 196.4 KB

川上光彦編著、「地方都市の再生戦略」、学芸出版社、2013

〈書評〉

 研究者や実務者が実際に直面した地方都市の問題と解決策について、多くの事例を用いて語られている。各章のはじめには、著者から地方が直面している問題に対する問いかけがあり非常に親しみやすく、地方都市の再生に取り組んでいる著者たちの息づかいを感じとることができ、奮闘している姿や熱い気持ちが伝わってくる。石川県の事例が多く収録されている交通まちづくり、駐車場、景観、高齢者の居住福祉施策は興味深い。新たに整備されてきた郊外市街地がなぜ問題を抱えているのかの問題提起と、それに対応する戦略も掲載されており、地方都市の再生を検討する上でのヒントが多数隠されている。一読をお奨めしたい。(大沢昌玄)

「都市計画」、2013年8月掲載

 

建設通信新聞 地方都市の再生戦略 2013.8.28.pdf
PDFファイル 1.3 MB

Mitsuhiko Kawakami, Zhen-jiang Shen, Jen-te Pai, Xiao-lu Gao and Ming Zhang ed., Spatial Planning and Sustainable Development, Springer, 2013

This book attempts to provide insights into the achievement of a sustainable urban form, through spatial planning and implementation; here, we focus on planning experiences at the levels of local cities and some metropolitan areas in Asian countries. This book investigates the impact of planning policy on spatial planning implementation, from multidisciplinary viewpoints encompassing land-use patterns, housing development, transportation, green design, and agricultural and ecological systems in the urbanization process. We seek to learn from researchers in an integrated multidisciplinary platform that reflects a variety of perspectives, such as economic development, social equality, and ecological protection, with a view to achieving a sustainable urban form.

Please refer below website of Springer.

川上光彦著、「都市計画(第2版)」、森北出版、2012 

【はじめに】より

  初版は、都市計画を学ぶ導入的なテキストとして、多くの教育機関で採択いただき、出版からおおむね5年で3回の増刷を重ねることができた。この結果は、著者として嬉しい限りであるが、同時に、基礎教育で活用される責任の大きさをあらためて感じている。

 都市計画は、それぞれの時代における都市づくりの諸課題を実現するための計画制度を主要な内容としている。そのため、テキストとしては、それらを適切に反映した内容であることが必要である。初版から、都市計画の背景となる社会経済状況が変化し、自然災害も多発し、それらに対応して計画制度のいくつかの改変がみられた。

 初版の「まえがき」に書いた都市計画の課題などについては基本的に同じことが指摘できる。しかし、人口減少時代への本格的な突入や、東日本大震災や異常気象の多発などをふまえ、コンパクトシティの形成やそれらによる低炭素都市化に向けた各種施策の展開がある。また、都市計画権限の市町村への委譲がより一層進む中で、そうした権限や都市計画に関連する自主条例に基づいて、市町村による地域特性に合わせた都市計画の工夫が進められている。そのため、本書についても、内容の改訂が必要であると思われた。

 改訂に際しては、こうした動向をふまえ、新しい計画制度を反映するようにし,掲載データをできるだけ最新のものに更新した.また,都市環境問題,大震災の対応,景観デザインにおけるバリアフリーなどの対応についても、都市計画の内容として、必要最小限ではあるが、新たに盛り込むようにした.

 

川上光彦、浦山益郎、飯田直彦編著、「人口減少時代における土地利用計画」、学芸出版社、2010

【はじめに】より

 本書は、土地利用の計画や運用に携わる自治体や地域社会を支援するために、次の2点のメッセージを伝えようとしている。第一に、将来は見通しにくいとはいえ、多くの課題や制約があることをあらためて確認した上で、それでも将来像としてアーバンフォームを描こう、というメッセージである。第二に、描いた将来像を実現するためにいくつかの自治体や地域社会が導入している手法と運営さらには管理(コントロールとマネジメント)の実態を、まだ課題があることも含めて紹介した上で、自治体や地域社会にとってふさわしい手法とそれらの運営管理の仕組みを創り、それを営もうというメッセージである。

 本書の特徴は、都市計画に関わる大学研究者、行政担当者、計画系コンサルタントが著者として参加し、紹介する都市の自治体の職員や地域社会の市民とまじわりながら、最新の土地利用計画制度の意義と限界を実感しつつも、実践的に関与してきた経験から論じている点にある。都市計画に関わる行政関係者、コンサルタントなどの実務関係者、研究者、大学院生およびまちづくりに関心をもっている議員、企業人、NPO等のリーダーなどにもぜひ読んでいただき、情報を共有あるいは交換できることを願っている。

 

川上光彦著、「都市計画」、森北出版、2008

三村浩史+地域共生編集委員会編著、「地域共生のまちづくり」、学芸出版社、1998

川上光彦他編著、「まちづくりの戦略」、山海堂、1994