報告15で説明したように建物の解体がかなり進行し、解体されていない建物の修復を含め、被災者の住まいや生活の再建が大きな課題となっています。本報告では、そうした状況について説明し、住まいと生活の復興再生の課題について論じています。
川上光彦、能登半島地震 現地からの報告16 住まいと生活の復興再生、建築ジャーナル No.1372、2025年9月
被災した建物は修復することが可能です。できるだけ修復する方が被災世帯にとってよい可能性が高く、また、廃棄物が少なくなり資源の再利用にもなるなど環境的にもよい。さらに、能登地域の魅力は里山里海の風景や町並みにあり、それらの継承にも大きく貢献します。本報告では、被災建物の罹災認定と修復の可能性について論じています。
川上光彦、能登半島地震 現地からの報告15 建物の罹災認定と修復の可能性、建築ジャーナル No.1391 2025年8月
公費解体等による被災建物の解体、撤去が急ピッチで進められつつあります。また、半壊程度以下の建物については修復による再生も検討されつつあのーります。本報告では、そうした状況について整理して報告するとともに、これからの課題を論述します。
川上光彦、能登半島地震 現地からの報告14 住まいと町並みの復興再生(3)、建築ジャーナル No.1370、2025年7月
前報告のテーマを継承し、本報告では、すでに提供されている応急仮設住宅およびこれから提供される災害公営住宅の将来的な転用、活用について検討します。
川上光彦、能登半島地震 現地からの報告13 住まいと町並みの復興再生(2)、建築ジャーナル No.1369、2025年6月